カバー工法サッシの取り付けを行いました

今回のご依頼は外壁面に新たにサッシを追加したいというご依頼です。

この場合、施工方法としては二パターンあります。
①外壁面を大きく開口しサッシを取り付けたあとサッシ周囲外壁を復旧する
➁外壁面をサッシよりやや大きく開口しサッシを取り付けたあとサッシ周囲をカバーモールによって復旧する

メリット、デメリットとしては
①の方法
メリット
雨仕舞が確実に行える。
外壁面でなく通気層で防水が出来るので現在の新築と同じ収まりで納められます。
デメリット
外壁復旧のコストが掛かる。
外壁仕上げによっては工期が掛かる。

➁の方法
メリット
外壁復旧のコストが掛からない。
工期が短い。
デメリット
開口が小さいため雨仕舞がしづらくコーキング頼みの防水になることがある。
意匠的にカバーモール分サッシが分厚く見える。

統括すると
外壁が痛みだしていて外壁のリフォームも必要であれば①の工法
まだ外壁が新しく痛みが少なければ➁の工法といった感じで良いと思います。
カバー工法も雨仕舞がよく考えて作られています。
よほど痛みがなければカバー工法をおすすめします。

この現場では外壁がリフォーム直後で新しく、コストも抑えたいとのことで➁のカバー工法を選択して頂きました。
早速工事に取り掛かります。

こちらは窓も何もない外壁面。
室内側からの調査で壁内に筋交いや配管がないことを確認して位置を決めます。

壁をカットして外壁を剥がします。

開口すると
通気層と構造用面材が出てきました。
これもサッシ寸法に開口
水切りをつけてサッシを取り付けます。

窓周りの止水処理をします。
これで一次防水が完了です。

つづいてモールを取り付けます。
このモールによってサイディングの開口部分が隠れます。
サイディングとモールとの取り合い部分にシールを打ち完成です。

このとき水が万が一侵入したときの事を考えて下端にはシールを打たないのがポイントになります。
以上で外壁側の工事は完了になります。

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saito motohiko

イツキ建設二代目の大工 齊藤基彦です。 西東京市を中心に建設業を営んでおります。 大工歴 2012年~現在 趣味 野球 資格 二級建築施工管理技士    第二種電気工事士