これから大工になりたいと思う人達に伝えたい大工の現実

これは私が20歳から大工をはじめて、今に至るまでで感じたことや情報をまとめたものです。

全国各地を飛び回ったわけではないので情報は偏っていますが少なくとも私の目で見たという意味ではこれが現実です。

良いと思うか、悪いと思うかはわかりませんが納得したうえで大工さんを目指してほしいです。 それでは本文に移ります。

現場の作業時間

新築工事 8時頃〜18時頃

リフォーム 8時30分頃〜17時頃

共に10時、15時が小休憩、12時〜13時がお昼休憩になります。

作業時間の違いはお客さんが在宅しているかどうかという違いでしょう。

リフォームの方が作業時間は短いです。

休み

建設業はいまだ日曜日のみ休みです。

マンション現場やゼネコンの現場などは土日祝日休みということもあるようですが私たち町の大工は原則日曜日休みです。

あとは天候や現場と現場の間の休みという感じでしょうか。

年末年始、お盆が長期休暇になります。

収入

まず正社員になるか、一人親方のもとに付くかで給与形態が変わります。

法人として動いている組織では正社員として働くことになるでしょう。

この場合、一般的なサラリーマンと同じく月給固定で社保加入といったところでしょう。

こちらの場合月給15から25万ぐらいでしょうか。

そこから先は入った会社次第というところ?

続いて一人親方のもとについた場合です。

一人親方とはフリーランスで働く職人さんのことです。

こちらで働いた場合日給という形が多いのではないでしょうか。

見習い日給8000〜10000円 一人前になると18000から30000円ぐらいの間でしょうか。

幅が結構広いですが実際幅広いと思います。

その人の実力、営業力によってという感じです。

一人親方になったその後働き方

一人親方になると自由です。

本当に完全に自由です。

自由というのは良いことも悪いこともあります。

働くことを誰からも強制されないのでサボろうと思えばサボれますし 働こうと思えば働けます。

まず一人親方になると取引先を探さなければなりません。

ほとんどの場合、一人親方になるまでにお世話になっていた親方やまわりの人からの紹介でしょう。

新規に探すとなると材木屋さんや問屋さんからの紹介、最近ではインターネットを介した紹介、マッチングサービスもあります。

私の体感ですが今若い職人さんの数がかなり減っているので仕事が一通りできて 真面目な人間性を持つ方は引く手数多といった状況に思います。

また職人としての現場仕事だけでなく確定申告、見積、請求などの事務作業が増えます。

ここをこなすには最低限のエクセル、ワードの扱いが必要になります。

まとめ

これが私の見てきた大工の現状でしょうか。

ちなみに私は今の環境は恵まれていると感じています。

ただし建設業が好きという気持ちがなければ続かないだろうなとも感じます。

この文章で一人でも多く職人がふえて建設業が盛り上がることを心から願います。

私でよければ出来る限りのことは答えますので大工になろうか悩んでる方、大工として悩んでる方は気軽に連絡してください。

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saito motohiko

イツキ建設二代目の大工 齊藤基彦です。 西東京市を中心に建設業を営んでおります。 大工歴 2012年~現在 趣味 野球 資格 二級建築施工管理技士    第二種電気工事士